フィールド系グループ

フィールド系グループは、全グループの中でも最も多い76名のスタッフを擁し、そのうち理学研究院の1名と農学研究院の2名を除く大半が北方生物圏フィールド科学センター(FSC)に所属しています。
フィールド系グループの業務は、フィールドそのものと関連施設・設備・機械類の維持管理に加え、各種資料(主に生体)の収集・栽培・育成・保存があげられます。教育・研究支援や技術職員自身でも研究活動を行っていますが、その対象となるべきフィールドや施設、生体資料の維持管理こそが重要な業務と位置づけられ、教育・研究の場を提供し続けています。

北方生物圏フィールド科学センター・森林圏ステーション

北から天塩・中川・雨龍・札幌・苫小牧・檜山そして南は和歌山までの研究林で構成される、広大な面積(約7万ha)を誇る施設の集合体です。また名寄には天塩・中川・雨龍の北3研究林を統括する北管理部と林木育種試験地があり、苫小牧研究林内には、札幌・檜山・和歌山研究林を統括する南管理部があります。
この広大な施設フィールドを維持管理することが技術職員の主な仕事です。樹木の伐採、植林のための苗木生産、次世代に継ぐべき森林を維持するための育林作業、自ら重機を使って林道の維持管理作業などの現業的な仕事に加えて、予算の執行や管理、伐採した樹木の売り払い、さらには労務管理など会計的、事務的な仕事もこなしています。また、長期的な森林調査や学生実習の補助など、教育・研究のサポートも重要な仕事です。
近年では、大気や水を通じた物質循環などの環境機能や、動植物の生態系保全に関わる組織研究遂行の一翼を担っています。また、森林圏ステーション全体が文科省の教育関係共同利用拠点認定を受けているため他大学実習の受入数が飛躍的に伸びたことや、地域開放事業としての公開講座などにも力を入れていることから、教育面での技術職員の活躍の場もますます広がっています。


天塩:研究用人工池造成

中川:造林地の作業道整備

雨龍:冬山実習

名寄:苗木育成床

札幌:一般教育演習

苫小牧:森林資料館

苫小牧:直営素材生産事業

檜山:搬出試験

和歌山:作業用モノレール

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北方生物圏フィールド科学センター・耕地圏ステーション

生物生産研究農場

札幌キャンパス内の札幌農場と、札幌から約60km離れた余市町にある余市果樹園からなっています。技術職員は、食用作物,工芸作物,飼料作物および野菜・果樹・花きの園芸作物の栽培管理や畜産分野での飼料生産から家畜生産,育種,繁殖,飼養,加工に至る一貫した生産管理、さらに農産物加工、家蚕の系統維持、フィールドロボットを含む農業機械の開発・改良・利用を主に行っています。これらに関連する農場教員等と連携して農場実習等の技術指導及びプログラムの開発、農学や環境科学に関する研究及び地域社会貢献活動等の支援業務、施設運営予算の執行や管理も担っています。


農場:トラクタ作業

農場:ビニル張り

農場:田植え実習

農場:放牧中の牛

農場:養鶏施設での採卵

農場:加工実習

農場:チコリーの栽培

農場:カイコ品種名re9(黒縞)

農場:リンゴの収穫体験
植物園

有料で一般公開している学内でも珍しい施設です。高山植物など北方系の植物の保存や絶滅危惧種の保全活動を中心に、温室も含め様々な植物を教育・研究に提供しています。
博物館や北方民族資料室、宮部金吾記念館、収蔵庫など博物館機能も有しており、学芸員的な業務も担っています。


植物園:フィールド調査

植物園:公開講座の様子

植物園:ラン類の生育調査
静内研究牧場

山間地を利用した牧場で、主に肉用の日本短角種牛の生産と北海道和種馬の系統保存を行っています。
大型家畜である牛と馬の世話が中心で、出産シーズンでは泊まり込みが多くなります。山間地ならではの牧場整備は大型重機を用いての作業も多く、過酷な職場でもあります。


牧場:肉用牛移牧

牧場:和種馬体重体尺測定

牧場:北海道和種馬

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北方生物圏フィールド科学センター・水圏ステーション

厚岸・室蘭・洞爺・臼尻・七飯の各実験所と生態系変動解析分野(函館)の計6つの施設に技術職員が勤務しています。忍路の実験所には技術職員は勤務しておりませんが、管理人が常駐しております。
船舶を持つ施設では、教員や学生、研究者などを船舶に乗船させ、水上のフィールドへ案内すると共に調査・研究・実習等の補助を行います。
陸上施設においても水槽や池を使っての魚類の飼育が行われています。採卵から受精、その後の育った成魚から採卵と繰り返しますが、水質によっては生育が遅れたり、時には死滅するなど気を抜くことが出来ません。七飯では飼育で出た汚染水をビオトープや水田を活用して環境負荷の少ない施設の開発も行っています。
研究機材の整備や工作物の製作、研究材料の収集、気象や海洋データの観測も行っています。建物の設備保守管理や敷地内の維持管理業務も大きなウエイトを占めています。
厚岸と室蘭、七飯と臼尻(含む忍路)はそれぞれ教育共同利用拠点として認定されて全国的な利用が高まっています。また各施設公開講座など施設の地域開放事業もあり、所在する技術職員の役目はますます重要になってきております。
全般的に水上または水中と、業務の場所が危険と隣り合わせの場合が多く、神経を使います。特に技術職員自身もそうですが、学生や研究者に対しての安全管理にも気を抜くことが出来ません。
函館は技術職員が関与するフィールドを持ちませんが、一人当たり対応する教員数が多く、教員依頼による研究関連各所への連絡取次や学生などへの支援業務などデスクワークが多いのが特徴的です。
厚岸の2人体制以外はすべて1人職場となっていて技術職員が担う施設の維持管理業務は並大抵ではありません。また地理的にも隔絶された一人職場ですので、自身の体調管理も十分な留意が必要です。


厚岸:野外実習

厚岸:野外操作実験

厚岸:自然史博物館内

厚岸:臨海実習

洞爺:刺し網の仕掛作業

洞爺:養魚場とふ化場

七飯:屋外養魚池

七飯:稚魚育成

室蘭:フィールド実習

臼尻:ボートダイビング

臼尻:水槽室

臼尻:養殖施設での作業

忍路:コンブのフィールド調査

函館:調査前討論

函館:各種打合せ

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理学研究院付属ゲノムダイナミクスセンター実験生物共同利用部門

圃場:耕耘、除草、樹木剪定、貸出区整理。夏季にはハウスの骨組みを利用して鳥類の飼育もおこなっています。
温室:栽培植物管理、床や窓・貸出テーブルの洗浄、除雪と温度管理。
機器管理:水槽室の水槽、純水装置、その他貸出機器の動作状況確認。
利用者対応:新規利用の問い合わせ対応、利用者講習会の開催、飼育・栽培環境の相談や利用上の相談や苦情処理、入館システム管理。
その他:飼育・栽培室の環境維持として、温度監視・記録、各空調機設定やフィルター掃除、利用終了後の室内洗浄作業。施設全体の環境整備として、設備機器の定期点検や修繕等における業者対応、共有区の整頓、設備更新の提案などもおこないます。


1階温室の貸出区画台

水槽室

圃場の様子

昆虫類の飼育室

ラット系統LEJ

暖房等施設維持設備

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大学院農学研究院 応用分子微生物学研究室

日本微生物資源学会の菌株保存機関(AHU)として、約3,000種の微生物の保存・分譲事業を行っています。特にカビと呼ばれる糸状菌を多く保有しており、適切な形(凍結保存、L-乾燥保存)で保存を行っています。さらに新規微生物を収集・解析し、保存微生物数を増やしています。DNA、RNA、タンパク質、培養試験など、あらゆる微生物に関する実験についての学生指導や、微生物を用いた研究の依頼があれば、研究も行います。


減圧乾燥し溶封する装置

L乾燥方法を用いた保存

ロッカー内の微生物

ロッカーの並ぶ保存室

大学院農学研究院 循環農業システム工学研究室

実験装置の設計・制作・生物環境工学実習の農業機械を使用する学生への指導・公用車の管理・作物生産システム工学研究室所有の機械管理・圃場管理。また、分野内にあるビークルロボティクス研究室からのTV局など報道機関の取材対応なども行います。


生物環境工学実習の様子

生物環境工学実習の様子

生物環境工学実習の様子

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